プロメテウス

「ブレードランナー」「グラディエーター」のリドリー・スコット監督が1979年の自作「エイリアン」と世界観を同じくするSF映画『プロメテウス』を観てきたんですがっっっ

  • 人類の起源は山海塾だったでござる
  • 欧米の人はやっぱりイカタコ系がキライ

以下ネタバレ含む!

SF映画は1984年の「ブレードランナー」以来とゆーことで期待しておったんですが、ものすごいスケールですべっちゃったねスコット監督。てゆーか、絶対途中でヤになったんじゃないのかな(製作費半分ぐらい削られたとかなんとか…)

もともとはエイリアンシリーズの第5作目として企画が始まったのを、最近流行の『前日譚』として第1作の前の時代を描く事となり、舞台となる世界はエイリアンシリーズと同様なものの直接的なつながりは控えめで独立した物語にしたとのこと(ややこしい)

確かに冒頭からしばらくの間は、エイリアンシリーズというよりも2001年宇宙の旅コンタクトに近いです。「人類の起源」を探る主人公の考古学者エリザベス・ショウ(ノオミ・ラパス)は「コンタクト」のエリナー・アロウェイ(ジョディ・フォスター)を彷彿とさせるし(二人とも愛称は”エリー”)、乗員が冷凍睡眠中ひとりでプロメテウス号の留守番をするアンドロイドのデヴィッド(マイケル・ファスベンダー)は「2001年〜」のデイヴィッド・ボーマン船長にダブりました。
また、魂のないデヴィッドのしゃべり方はHAL 9000そっくりだし、そのデヴィッドに船のコンピュータが「Good morning,David」と語りかける口調もまさにHAL9000。確信犯的でSF映画好きならニヤニヤなシーンです。

てな具合に出だしの雰囲気はとても良かったのですが、乗員が冷凍睡眠から目覚め、探検の目的を明らかにされ物語が動き出すところから一気に話がおかしくなります。

「エイリアン」第1作で物語前半に登場した、謎めいた遺棄宇宙船とミイラ化していたその乗員・スペースジョッキーが本作ではクローズアップされるんですが…。

それが「人類の起源」と絡んでるという設定で一気に宇宙が狭くなってしまいました(´・ω・`)

「エイリアン」第1作のポイントの一つに、惑星間航行をするまでになった人類が初めて出会った想像を超える未知の生命体が『スペース・ジョッキー』であり『エイリアン』だったはず。そしてそれを悪夢のようなH.R.ギーガーのデザインで描いたところに驚きと恐怖があったと思うのです。
本作でもギーガーの手になる宇宙船やらエイリアンの構造物やら」が出てきますが、実は第1作の時のボツネタだったり、実現しなかった「デューン」のプロダクションデザインからの拝借だったりします。「エイリアン」シリーズのファンはすんごく微妙な「コレジャナイ」感がすると思うんですよ、やっぱり。

で、まあ物語が進むにつれイロイロと事件が起きたりする訳なんですが、登場人物達が揃いも揃って突っ込みどころ満載の意味不明な行動をとるのです。まるで、「その後に起こる事」の為に行動してるようで、全く説得力がありませんでした。俳優の演技力や監督の演出もあるんでしょうが、これは明らかに脚本が悪い。ものすごく苦し紛れの展開でした。
なんかテンポもタッタカタッタカしてて、実は結構時間的制約でカットされてるんじゃないかなぁ。

そして肝心要のクリーチャー。

白塗りの大男? イカ? なんじゃそりゃ\(`Д´)ノ

…。

という訳で、期待が高かっただけにガッカリ感も半端なかったとても残念な映画でした…。


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